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■はじめに■
2002年から始めた、おたべちゃんのお母さんの味の京のおばんざいは、お蔭さまで5年も続ける事ができました。普段何気なく作っているおばんざいですが、いざ材料や、調味料の分量や、手順等、戸惑う事が色々ありました。何よりもその月の献立に苦労しました。 幸い京都には、神社やお寺が沢山あります。一年中毎日どこかで神事や祭礼が行われています。そんな年中行事にかかせない神様や、ご先祖さまにお供えするものからと、その時期しかない旬の素材等から、献立が決まっていきました。 年中行事は、もともと宮中で行われる政務や儀式などの公式行事のことだそうです。後に民間の行事や、祭事も京都の年中行事といわれるようになりました。これらの行事やしきたりには、義務や約束事等があり堅苦しい儀礼になりがちです。これらの儀礼性や宗教性を和らげ、誰もが楽しんで参加できるものとしてあるのが、21日の「弘法さん」や25日の「天神さん」だそうです。毎月、境内に沢山の植木や骨董の市が出て賑わっています。京都の年中行事がずっと続いているのは、京都人の知恵であり、生活行事になっているからだと思います。 京都の年中行事の中で、何となく一年が過ぎていくなかで、今年はおたべちゃんのお母さん家の楽しい年中行事を紹介していきたいと思っています。 |
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