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今年は本当に暑い夏でした。おたべちゃんが小学生の夏休みに、家族五人揃って車で北海道へ旅行した事がありました。その年の夏も何か、事の他暑かったように思い出します。
今はもうないと思いますが、ワーゲン(かぶと虫)という小さな車に、親子五人と荷物をいっぱい積んで、まずは東京まで行きました。東京から仙台、青森からフェリーに乗ってやっとの事、北海道の札幌に着きました。
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札幌では、漫画家のおおば比呂司先生が、私達家族を出迎えてくれました。先生は、おたべを初めて売る時に、おたべのパッケージのイラストを描いて頂いた方です。札幌出身の先生は、北海道の美味しい物をいろいろと、食べに連れて行ってくれました。ほっかほかのとうもろこしの美味しかった事、そしてジンギスカン鍋も頂きました。何よりも新鮮な、うにやいくら、ほっけ等の「海の幸」の味は、家族旅行の楽しい思い出とともに、今も忘れる事ができません。
先生に本当にお世話になったので、その年の秋に、京都の松茸を送りました。先生はこれはまさしく「山の幸」だと喜んで頂きました。それ以来、先生亡き後も奥様に京都の松茸を送っています。 |
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今では、おおば比呂司先生の奥様の他に、お世話になった方々に、京都の松茸を送っています。何年か前から、松茸料理のレシピをのせた、冊子を作って一緒に送るようになりました。松茸と鱧との出会いものとして、「鱧しゃぶ」のレシピをのせた時でした。確か東京の方だったと思います。
『レシピどおりに、鱧の骨も焼いてお出しに入れました。すこし生臭くなるかと思いましたが、鱧の味も松茸の味も生かされた、上品な京都の味を楽しむ事が出来ました。』
というお礼状を、その東京の奥様から頂きました。これからも京都の味を大事にして、そして少しでも多くの人に、本当の京都の味を知ってほしいと願っています。 |

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