京都には「よそいき」と「つねなり」と言う言葉があります。前者はハレ、後者はケ(2)、けじめが大事だと知らず知らずに身についているのが、京都人かもしれません。我が家では、ハレの日のよそいきの鱧料理は、いつも鱧料理では有名な、堺萬さんにお願いしています。鱧料理の基本と言われるのは、「鱧おとし」と、葛にまぶし、椀に浮かんだ「葛たたき」、焼き鱧か、鱧寿司だと堺萬のご主人が教えてくれました。
(2)<ハレとケ> ハレ(晴れ)は儀礼や祭などの「非日常」、ケ(褻)はふだんの生活である「日常」を表しています。ハレの日は、服装が違い( 晴れ着)、食べ物も違ってきます。(民俗用語) <千重子おかあさんの夏野菜のお惣菜レシピ>