その主役の一人として、鎌倉時代城南流鏑馬列の大将に、おたべちゃんのお兄さんが選ばれました。おたべちゃんも、舞妓に出る前に童(わらべ)に選ばれ時代祭に出た事があったそうです。当日、武将の立派な衣装(狩衣)を身につけ、太刀や矢、弓を持って馬に乗ったおたべちゃんのお兄さんは、本当に大将になったようでした。幸い天候にも恵まれ、無事大役を果たす事が出来ました。
時代祭におたべちゃんのお兄さんが出ると決まった時、横浜に嫁いだ私の姉に電話をしました。すると姉は、「めったにないことやし、京都にいくわ!」と言って当日、遠方より来てくれました。御所で鎌倉時代の順番がくるまで、一緒に待ってから出発する姿を見届けてくれました。
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