《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!

おばんざいのホームページを始めて早、3年目になります。出来るだけ京都らしい味を旬の材料でと色々献立を考えるのですが、やっぱり4月は、筍になってしまいました。今年は、早くから大きい京都産のが店頭に並んでいました。桜とともに、フキノトウや、たらの目、わらびに山蕗、まさしく春を感じます。心も何かうきうきして、何処かに出かけたくなりますね!ちょっと手間ですが、是非、旬のものでお弁当を作って出かけてください。桜ごはんに菜の花の胡麻和えや、筍の付け焼き等・・・彩りもきれいですね!きっと春を2倍楽しむ事が出来ると思います。
「京 筍」
筍が採れる竹林は、うっそうと茂る竹林をイメージしますが、京筍の竹林は竹と竹の間が広く、整然として、土壌の手入れが行き届いています。収穫がおわると翌年に向けて、土造りをし、肥料を与え、わらを敷いたりなど、まさに筍畑だそうです。この手間暇が、美味くて柔らかい京筍を育んでいるのですね。

材料(4人分)
作り方
筍と鯛の子とおたふく豆の炊き合わせ
鯛の子:2ハラ
茹でた筍:先の方を8キレ
おたふく豆:8個
土生姜:一片
木の芽:少々

酒:大さじ2
みりん:大さじ2
出し汁:大さじ2
薄口しょうゆ:大さじ1

出し汁:大さじ3
薄口しょうゆ:大さじ1
みりん:大さじ1

出し汁:3カップ
薄口しょうゆ:大さじ3
みりん:大さじ3
削り節:ひとつかみ

Point

これが鯛の子です。
あまりお目にかかりませんが、旬なので探してね!

1.

鯛の子は八切れに切り、酒を少し入れた湯でさっと湯どうししてざるにあけておく。

2. の煮汁に千切りにした土生姜とをいれ煮る。

 
3.

おたふく豆は塩ゆでしてから、薄皮をむいたものを の煮汁につけておく。


4.

筍は1本湯がいた物を(ゆで方参照)太いところは輪切りにし、先の方は縦に切ったものをの煮汁に入れ、かつおをいれて炊いておく。(輪切りのところはつけ焼きに使うので全て炊いていおきます)

5.

三品をもり合わせる。

 
材料(4人分)
作り方
筍のつけ焼き
筍:炊いたもの4切れ
(鯛の子との炊き合わせ参照)
木の芽:少々

濃口しょうゆ:大さじ1
みりん:大さじ1

 
1.

炊いた筍をのたれにさっとくぐらせ、金網で焼いて焦げ目をつける。


2.

木の芽をのせて出来上がり。


 
材料(4人分)
作り方
筍のサラダ
ゆでた筍:12切れ
たらの芽:1パック
木の芽:少々

ドレッシング
酢:大さじ2
サラダオイル:大さじ5
塩:少々
砂糖:少々
マスタード:小さじ1

Point

たらの芽の根の部分は、えんぴつを削るようにこそげ落としてくださいね。

1.

湯がいた筍の水分をよくとり、油であげておく。

 
2. たらの芽の根をきれいに始末して、こちらも油であげておく。


3.

の材料をよく混ぜて、ドレッシングを作っておく。

4.

を熱いうちにのドレッシングに木の芽をいれて合える。

材料(4人分)
作り方
桜ご飯
米:3合
桜の塩漬け:12個

酒:大さじ1
塩:小さじ1
昆布:5cm

 
1.

米は1時間前に洗ってざるにあけておく。


2.

塩漬けのさくらは水につけて、塩をぬいておく。


3.

炊飯器にの米、水、 の調味料を入れて炊く。

 
4.

炊き上がったご飯にの桜をのせる。