四季の食材とおばんざい-長月:秋茄子

《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!
秋茄子

今年は本当に気候が不順でした。夏の野菜が雨であまりとれなく高値だったのに、おなすだけは、まだまだ取れています。「秋茄子は嫁に食わすな!」とよくいわれますが、本当は、今頃がおいしいかもしれません。山科の農家の渡辺くんが、おなすを届けてくれました。本当に柔らかく美味しく煮けました。身がきニシンを煮くのは少し大変です。市販の棒ニシンを使ってもいいと思います。あわびは、夏の貝とも言われ、この時期とても美味しくなります。蒸すと磯の香りもよく、食べやすくなりました。

肉じゃがとしょうがごはん
「秋茄子」
数ある野菜の中でも古い歴史を持ち、日本人にとって馴染みの深い野菜「茄子」。日本において、1200年も前から栽培されていた記録があるそうです。
その中でも通称「秋茄子」と呼ばれる茄子は6月下旬から7月上旬頃に定植して9〜10月あたりをメインに収穫する茄子の事です。えぐ味や種も少なく、小さくて肉質が引き締まっており、おいしさもひとしおです。

材料(4人分)
作り方
【秋茄子とニシンのたいたん】
茄子:5〜6個
身がきニシン:3本
土しょうが:半個
米のとぎ汁:適量
番茶:適量

ニシンの漬け汁:50cc
酒:大さじ3
砂糖:大さじ3
濃口しょうゆ:大さじ3

みりん:大さじ3
濃口しょうゆ:大さじ3
出し汁:50cc

1.

身がきニシンは、お米のとぎ汁に一晩漬けて戻しておく。(漬け汁はすこし残しておく)

1.米のとぎ汁に漬け戻す
2. 番茶を煮立てた中で、ニシンをゆがき、きれいに洗い、4センチ位に切っておく。

 
3.

鍋にAを煮立てた中で2のニシンと薄く切った土しょうがをいれ、中火でコトコトとたく。

3.にしんを中火でコトコトたく
4.

茄子は半分か、大きいものは4つに切り、水に放しあくをとっておく。

4.あくをとっておく
5.

鍋にサラダオイルを少しいれ、茄子を炒めてからBの調味料で炊く。

4.あくをとっておく
6.

5の茄子に3のニシンを汁ごとあわせて少し火をとうし、器に盛つける。

4.茄子とにしんをあわす
材料(4人分)
作り方
【蒸しあわびときゅうり】
あわび:1個
きゅうり:1本
塩、酒:少々

出し汁:200cc
薄口しょうゆ:大さじ2
レモン汁:大さじ1
しょうが汁:小さじ1

 
1. あわびに塩を少しして洗っておく。  
2. 酒を少々ふり、貝ごと15分程蒸す。 2.酒をふって蒸す
3. 2のあわびを適当に切り、Cの漬け汁に漬けておく。 3.漬け汁に漬けておく
4. きゅうりは乱切りにしてから、塩水に昆布を入れた中に2〜3時間漬けておく。 4.2〜3時間漬けておく
5. 3のあわびと4のきゅうりを盛り合わせる。

 
材料(4人分)
作り方
【枝豆ごはん】
米:3合
枝豆:1束
酒、塩、昆布:適宜

出し汁:100cc
薄口しょうゆ:大さじ1
みりん:大さじ1

1. 炊く30分前に米は洗っておく。 1.米をざるにあげておく
2. 枝豆は塩ゆでして皮をむき、薄皮もむいたものを、Dに漬けておく。 2.皮をむきだし汁に漬けておく
3.

1の米を水加減をし、塩、酒、昆布を入れて炊飯器でたく。

 
4.

3のご飯を器にもり、2の枝豆をちらす。

 
Happy Birthday OTABE-chan
9月18日はおたべちゃんの誕生日です。

彼女の大好きな、お茄子の煮いたんと、あわびステーキの予定です。

ケーキは、京都工場、本館で売っているロールケーキが、今のところ、おたべちゃんの大のお気に入りです。

皆さんもお祝いしてあげてね!