《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!

「桃の節句」の料理といえば、ちらし寿司にハマグリ!では、「端午の節句」の料理は?・・・といえば、ちまきや柏餅等、お菓子しか思い当たりません。「端午の節句」のルーツは、はるか古代中国からと言われています。六角のきいた豚肉の入っている中華ちまきは美味しいですが、今回は簡単に干貝柱と、干エビで味を出して、中華風おこわに。そして、えんどう豆とエビを煮いて旬の味の一品としてみました。
「豆」
グリーンピースでもおなじみの呼び方ですが、京都では「おまめさん」と言います。かわいらしくて、ぴったりの名前だと思いませんか?さやえんどうとは、同じ種類です。さやがいたんでいるものでも、中の豆は大丈夫・・・なんてコトもありますが、黄緑色のきれいなものが良いです。豆ごはんを作る時に、豆を入れて炊くか、炊いてから入れるか、2通りありますが、一緒に炊くと香りが良いし、炊いてから入れると、色が良い・・・。どちらにします?

材料(4人分)
作り方
中華風おこわ】
餅米:3合
干し貝柱:5個
干し海老:適量
胡麻油:少々

薄口しょうゆ:大さじ1〜2
酒:大さじ2
塩:少々
鶏がらスープの素:少々

1.

餅米は3時間前に洗って水につけ、炊く30分前にざるにあけておく。

2. 干貝柱、干海老は、3カップの水に漬けておく。(つけ汁は米を炊くときに使う)貝柱は、やわらかくなったら、ほぐす。


3. 中華鍋にごま油を熱し、を炒める。

4. 炊飯器に、を入れで味を整え炊きあげる。

材料(4人分)
作り方
えんどう豆と海老のひすい煮
えんどう豆:200g
(むいたもの)
海老:4匹
干し椎茸:2枚
土生姜:一片

出し汁:3カップ
薄口しょうゆ:大さじ2
みりん:大さじ1

片栗粉:大さじ1
水:大さじ1
(水でといておく)

1.

海老は背わたをとり、適当な大きさに切り、酒、塩で下味をつけておく。

2.

干し椎茸は水に戻し、1cm角くらいに切っておく。

3.

鍋にを入れ、煮たった中に、を入れでとろみをつける。

4.

土生姜をすり、器にを入れ、おろし生姜をそえる。