《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!

爽やかな季節、新緑の緑もきれいですが、何といってもグリーンピース、豆類がおいしくなってきました。豆ご飯や、炊いても美味しいですが、中華風に炒めてみました。三度豆も和食に限らず、洋食のつけ野菜や、サラダとしてもよく使います。グリーンを一層あざやかにと、ドレッシングをアレンジしてみました。基本のドレッシングにわさびを入れたり、酢をレモンや、ワインビネガーにしたり、オリーブオイルやごま油などで、どんな野菜もレパートリーが広がって楽しいですね!山菜のなかでも一番よく食べるわらびも、今回は酢味噌和えにしましたが、胡麻油で炒めても美味しいと思います。その野菜の一番美味しい食べ方を
知った上で、自分なりのアレンジも楽しんでください。
「初夏の野菜」
すっかり新緑がまぶしくなって、緑の野菜もつやつやです。豆類にはさやごと食べるものと、中の身だけを食べるものとに分かれています。写真一番手前の「三度豆」はさやごといただきます。カロチン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などが豊富。一年に三度作るから三度豆というそうです。その後ろのさやは「えんどう豆」こちらは中の豆だけいただきます。さやから出すと鮮度が落ちやすいので、調理直前に出すのがおすすめ!
そして、今回使った春の山菜「わらび」は、平安時代から食用にされ、広く親しまれています。あくが強いので、しっかりあく抜きしてくださいね。

材料(4人分)
作り方
えんどう豆と海老の中華風
えんどう豆:300g
海老:4匹
干し椎茸:2枚
卵:2個

みじん切り
ねぎ:小さじ1
生姜:小さじ1
にんにく:小さじ1

椎茸の戻汁:大さじ2
しょうゆ:大さじ1
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
水溶き片栗粉:大さじ1

胡麻油:大さじ1

 
1.

椎茸は、水にしばらくつけて戻したものを、1cm角位に切っておく。

2. えんどう豆はさやからむいて、色よく茹でておく。

3.

海老の皮をむいたものを、1cm位に切り、下味をつけておく。(酒、塩、片栗粉)

4.

卵はわって炒り卵を作っておく。

5.

中華鍋を火にかけ、ごま油大さじ1を引きを炒め、の海老を炒める。

 
6.

さらに、と炒め、 で味をつけ、最後にをかけ仕上げる。

材料(4人分)
作り方
三度豆のサラダ

三度豆:200g

胡瓜:半本
ベーコン:2枚
トマト:2個

ドレッシング
酢:大さじ2
サラダオイル:大さじ5
塩、胡椒:少々
しょうゆ:小さじ1
砂糖:小さじ1
マスタード:小さじ1

 
1.

三度豆はすじを取り、色よく茹でておく。

2.

ベーコンは、細かく切りかりかりに炒めておく。


 
3.

胡瓜は、すり下ろして、水分を取っておく。


 
4.

でドレッシングを作り、 をいれてから、をいれ合える。


5.

トマトを切り、色よくそえる。

材料(4人分)
作り方
わらびの酢味噌あえ
わらび:1束

みじん切り
白味噌:大さじ2
からし:小さじ1
砂糖:大さじ1
酢:大さじ1
卵黄:半個

 
1.

わらびはあくが強いので、灰汁に一晩つけてあくをとる。

2. をよく洗い、茎の硬い所を切り取りさっとゆがいたものを、3cm位に切っておく。

3.

をボウルにいれ、酢味噌を作り、2を和える。