《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!

今年も早や、12月になりました。京都の南座では顔見世のまねきがかかり、商店街のウインドウは、クリスマスの飾りで華やかになってきました。何かと気ぜわしい月ですが、クリスマスにホームパーティーをするのも楽しいと思います。前もって出来る煮込みの一品があれば、後は、 フランスパンや、生ハム、ワインや、チーズ、野菜サラダがあればもう充分です。ロウソクや、ポインセチアでクリスマスを演出して見てください。そして、家族や、友達とこの一年を振り返り、楽しかった事、苦しかった事を含め、無事に過ごせた事に感謝したいものですね!来年も千重子お母さんのホームページ、見てくださいね。
「九条ねぎ」
普通の葱より柔らかく、青葉の中のトロッとしたぬめりがたっぷり入った甘味のある九条葱。
12月ぐらいから、より太く甘みを増してゆきます。白葱と違って、緑の葉にはカロチンやビタミンBを多く含み、京都の冬には欠かせません。もう一つ白葱と違う点は、青い部分まで食べること!捨てていませんでしたか?最近ではいろいろな地方でも九条ねぎは見かけられますが、青い部分までしっかりとお料理してくださいね。

材料(4人分)
作り方
蕪と鶏肉のクリーム
鶏肉骨つき:500g
(モモ肉の時は400g)
蕪:2個
京人参:半個

にんにくスライス:1片
オリーブオイル:大さじ1
バター:大さじ1

ベーコン:1枚(みじん切り)
玉葱:半個(みじん切り)
オリーブオイル:大さじ1
バター:大さじ1
小麦粉:大さじ2

白ワイン:100cc

チキンブイヨン:500cc

生クリーム:100cc
粒マスタード:大さじ1
塩:少々
胡椒:少々

Point
●鶏肉はだしが出るので、骨付きを使いましたが、お子様などは食べずらいですね。もも肉でも十分です!
●チキンブイヨンは固形スープでも良いのですが、ガラからだしをとると、より一層おいしくなります。簡単ですので、お試し下さい。
取り方は最後に↓

1.

鶏肉に、塩、胡椒をよくすり込み、小麦粉をまぶしておく。

 
2. フライパンに、をいれ、 の鶏肉をこんがり焼き、 のワインを入れて煮詰める。

3.

別鍋に、のベーコン、玉葱をオリーブオイルで炒めてから、バターをたし、小麦粉を入れて炒める。

4.

蕪と人参は、4人分に切り、茹でておく。

5.

のブイヨンでのばしながらいれる。

 
6.

の鶏肉と、 の野菜を入れ、トロリとするまで煮込む。

7.

最後に、を入れ、味を整える。

材料(4人分)
作り方
九条ねぎのマリネ
九条ねぎ:4本

ゆで卵(みじん切り):半個
トマト(みじん切り):半個
ねぎ(青い部分):少々

オリーブオイル:大さじ2
米酢:大さじ2
ぽん酢(市販の物):大さじ2

 
1.

ねぎは、5cm位に切り、金網でよく焼いておく。



2.

ボールに、を入れ、よく混ぜてのねぎを漬けておく。


3.

トッピングの材料をそれぞれみじん切りにしておく。


4.

器に、のねぎを並べ、 3を上にのせて出来上がり。


材料(4人分)
作り方
チキンブイヨン】
鶏のガラ:1羽
クズ野菜:いろいろ
(セロリ、人参、たまねぎなど)
水:1000cc

 

1.

鍋に材料全部を入れ、
  1時間ほどじっくり煮る。
  たまにあくをすくう。