9月のおばんざい

Sep.AUTUMN

「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介

秋茄子とにしんのたいたん・あわびと胡瓜の串さし・枝豆ご飯

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「秋茄子は嫁に食わすな!」とよくいわれますが、本当は、今頃がおいしいかもしれません。山科の農家の渡辺くんが、おなすを届けてくれました。本当に柔らかく美味しく煮けました。身がきニシンを煮くのは少し大変です。市販の棒ニシンを使ってもいいと思います。あわびは、夏の貝とも言われ、この時期とても美味しくなります。蒸すと磯の香りもよく、食べやすくなりました。




「秋茄子」

数ある野菜の中でも古い歴史を持ち、日本人にとって馴染みの深い野菜「茄子」。日本において、1200年も前から栽培されていた記録があるそうです。 その中でも通称「秋茄子」と呼ばれる茄子は6月下旬から7月上旬頃に定植して9~10月あたりをメインに収穫する茄子の事です。えぐ味や種も少なく、小さくて肉質が引き締まっており、おいしさもひとしおです。

秋茄子とにしんのたいたん

作り方

1.身がきニシンは、お米のとぎ汁に一晩漬けて戻しておく。(漬け汁はすこし残しておく)

2.番茶を煮立てた中で、ニシンをゆがき、きれいに洗い、4センチ位に切っておく。

3.鍋にAを煮立てた中で2のニシンと薄く切った土しょうがをいれ、中火でコトコトとたく。

4.茄子は半分か、大きいものは4つに切り、水に放しあくをとっておく。

5.鍋にサラダオイルを少しいれ、茄子を炒めてからBの調味料で炊く。

6.5の茄子に3のニシンを汁ごとあわせて少し火をとうし、器に盛つける。



材料(4人分)
茄子:5~6個
身がきニシン:3本
土しょうが:半個
米のとぎ汁:適量
番茶:適量

A
ニシンの漬け汁:50cc
酒:大さじ3
砂糖:大さじ3
濃口しょうゆ:大さじ3

B
みりん:大さじ3
濃口しょうゆ:大さじ3
出し汁:50cc

蒸しあわびときゅうり

作り方

1.あわびに塩を少しして洗っておく。

2.酒を少々ふり、貝ごと15分程蒸す。

3.2のあわびを適当に切り、Cの漬け汁に漬けておく。

4.きゅうりは乱切りにしてから、塩水に昆布を入れた中に2~3時間漬けておく。

5.3のあわびと4のきゅうりを盛り合わせる。



材料(4人分)
あわび:1個
きゅうり:1本
塩、酒:少々

C
出し汁:200cc
薄口しょうゆ:大さじ2
レモン汁:大さじ1
しょうが汁:小さじ1

枝豆ごはん

作り方

1.炊く30分前に米は洗っておく。

2.枝豆は塩ゆでして皮をむき、薄皮もむいたものを、Dに漬けておく。

3.1の米を水加減をし、塩、酒、昆布を入れて炊飯器でたく。

4.3のご飯を器にもり、2の枝豆をちらす。



材料(4人分)
米:3合
枝豆:1束
酒、塩、昆布:適宜

D
出し汁:100cc
薄口しょうゆ:大さじ1
みりん:大さじ1

京のおばんざい