Aug.SUMMER
「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介
鯵は一年中ある魚ですが、近海ものの鮮度のいいものは、やっぱり夏の暑い時季が美味しいと、魚屋さんが教えてくれました。少し値段も鯵のわりには高いと思いますが、お造りや、たたきで頂けます。今回は酢じめにして夏のさっぱりした一品にしました。少し大きかったので、三枚におろしてもらいました。小あじはいつもびっくりするほど安いので、毎日のおかずには助かる食材です。じっくり油で揚げると骨や頭まで食べられます。南蛮漬けや、洋風にマリネにしておくと野菜までおいしく頂けて、2~3日持つので少し多い目に作っておくと便利ですね!
「真鯵」
日本人に、とってもお馴染みの魚の一つ、鯵。青背魚といえば、鰯・鯖・鯵、が代表的ですが、鰯と鯖はちょっと癖があるのに比べ、鯵は癖がなく上品な味わいです。名前は「あじが良いことから鯵とついた」と言われるほど、親しまれている魚ですね。干物も有名ですが、干すと栄養分が高まる、と言いますよね?これは、魚の水分が飛ぶためで、増えるわけではありません。やはり旬の夏には、生で!そして、ちょっと酢に漬けると、より一層さっぱりといただけて、おすすめです。
作り方
1.大き目の鯵を求め、魚屋さんで三枚におろしてもらう。
2. おろした身に塩をして、ラップして2~3時間冷蔵庫にいれておく。
3.Aの調味料を合わせた中に、2の鯵をいれてまた2~3時間冷蔵庫に入れておく。
4.鯵の表面が、少し酢で白くなっていれば、皮をはぎ、中骨を取りお造りより薄めに切る。
5.器にもり、刻みねぎをのせて、少し合わせ酢をかけ、好みでわさびを添えて頂く。
材料(4人分)
鯵(大きめ):1匹
塩:少々
昆布:少々
ねぎ:少々
A
酢:100cc
酒:100cc
みりん:50cc
昆布:少々
土生姜:少々
作り方
1.小あじのワタとゼイコをとり、軽く洗って、よく水分を取る。
2.小麦粉を少しつけ、低い目の温度の油でじっくりあげる。
3.すり鉢で炒り胡麻をすり、 Bの調味料をいれてよくまぜる。
4.胡瓜と玉葱は、うすく切り塩をしておく。
5.容器に2の胡麻酢をいれ、 3の野菜の水分を取ったものと、 1の揚げたアジを交互にいれ、冷蔵庫に3時間ほど入れて味を馴染ませてから頂く。
材料(4人分)
小あじ:八匹
きゅうり:一本
玉ねぎ:半個
B
いり胡麻:1/2カップ
米酢:100cc
醤油:50cc
みりん:50cc
砂糖:大さじ1