Jul.SUMMER
「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介
祇園祭りが近づくと、やっぱり京都の夏は暑いですね!さっぱりした酢の物に今月は蛸にしました。蛸は外国産も含めて年中あるようですが、この時期、真蛸が美味しいようです。芋、蛸、南京と女性の好物と言われていますが、私も蛸は大好きですが、蛸の煮物はやはり難しいです。プロの味にはなかなかなりませんが、調味料を早く入れないで堅くならないように気をつけてください。かぼちゃも少し手間ですが、出し汁でおいしく煮含めてみました。
「真蛸」
蛸の旬は、夏と冬です。関西で有名なのは、やはり明石の蛸でしょうか。栄養成分も、いかと似ている部分が多く、低脂肪、低エネルギーのダイエット向き食品なんだそうです。生はあまり手に入りにくいですが、茹で蛸は年中手に入りますね。煮てよし、揚げて良し、サラダや酢の物などお料理は、多彩ですが、すぐに固くなるので、調理時間には十分注意しましょう! 肝臓の機能を助ける、タウリンが多く含まれているので、お酒のつまみに、蛸料理を頼んでおくと、良いですね!
作り方
1.蛸は塩をふってもみ、よく洗っておく。
2.鍋に湯をわかし、 1の蛸をさっと湯がいておく。
3.鍋にAを入れ、2を入れ中火で5~6分煮る。
4.3にBをいれ、落し蓋をして中火で7~8分煮る。
5.かぼちゃは皮をへぎ、2センチ角位に切る。
6.鍋に水からかぼちゃをいれて湯がいておく。
7.別の鍋にCを煮立たせた中に、6のかぼちゃを入れ中火で5~6分煮る。
8.4の蛸を食べやすい大きさに切り、器に7のかぼちゃと盛り合わせる。
材料(4人分)
生たこの足:1本
(小さいものなら2本)
かぼちゃ:1/4個
青しそ:5~6枚
A
出し汁:100cc
酒:200cc
B
みりん:大さじ3
薄口しょうゆ:大さじ2
C
出し汁:300cc
薄口しょうゆ:大さじ1~2
みりん:大さじ3
Point
煮物のポイント!
基本として、野菜は、出し汁、みりん、薄口しょうゆ。魚は、酒、みりん、薄口しょうゆで炊きますが、調味料の割合は必ずしも、レシピーどうりでなく、その都度、味をみてください。素材によって、少し甘い目がおいしかったり、こい口しょうゆがよかったり、その家庭の味で違ってくると思います。
そして煮る時間ですが、素材が柔らかくなっていることと、煮汁が半分に煮詰まる程の時間が大事だと思います。その時により、5分だったり、10分かかったりします。煮あがった時の味を考えながら味付けし、鍋から目を離さないで煮るのがポイントですね!
作り方
1.胡瓜は薄く輪切りにして、少し塩をしておく。
2.蛸も輪切りにしておく。
3.Dの分量で三杯酢を作る。
4.1の胡瓜を固くしぼったものと 2の蛸を、3の三杯酢であえる。
材料(4人分)
胡瓜:1本
ゆでたこの足:1本
D
米酢:大さじ2
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
薄口しょうゆ:大さじ1
生姜の絞り汁:少々