Jun.SUMMER
「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介
らっきょに梅、山椒に、しんしょうがと・・色々1年分漬ける季節がやってきました。去年漬けた梅は、色も味もよく漬かり、梅の季節を待たずに我が家では、もうなくなってしまいました。鰯は梅やかつおで、甘辛く煮て佃煮用に作りますが、梅を入れて煮て生臭さをとりました。梅を漬ける時、赤じそは、あのきれいな梅の色をだすのになくてはならないものですが、青じそもまた梅干ととても相性のいいものです。新鮮な鰯は、少し強い目の塩をして、酢じめにしてもおいしいですよ!鰯はとても安い魚です。鰯を使っていろいろの料理を是非作ってみてください。
「鰯」
鰯には大きく分けて真鰯、片口鰯、潤目鰯があります。今回の食材は「真鰯」で、1列か2列に黒斑が7個以上あるので、ナナツボシとも言われます。養殖の魚が多い昨今ですが、鰯は近海の天然ものが現代でも豊富に獲れる貴重な魚です。安くて、新鮮で美味しい、まさにおばんざいにぴったり!小ぶりのものを使えば、頭、はらわたを掃除などせずに、丸ごと食べられます。陸に揚げるとすくに弱ってしまう魚であることから「鰯」・・・とついたとか、でもいろいろな方法で美味しく食べられる、強い見方です。
作り方
1. 鰯はさっと洗い、水気を取っておく。(今回使用した鰯は、小さいもの/10cmぐらいだったので頭と、はらわたはそのままでお料理していします。ちょっと大きめを使われる時は、頭、はらわたを包丁ではなく、指でさばいてください。)
2. Bの生姜はせん切りにして、下準備をしておく。
3.鍋にAの調味料を煮立たせ、 1の鰯をいれBを入れて落し蓋をして中火で10分ぐらい煮る。
材料(4人分)
鰯:200g(頭つきのもの)
青しそ:5~6枚
A
酒:100cc
みりん:50cc
濃い口しょうゆ:50cc
砂糖:大さじ1
B
梅干:3個
生姜の千切り:少々
Point
梅干しを仕込む季節になりました。今年ももう少ししたら、青梅ではなく、黄色に熟した梅がでてきます。一手間かけてMY梅干しを作ってみてはいかがでしょう?次回レシピをご紹介出来たら・・・と思っております。
作り方
1.鰯をさっと洗い、塩と酒で下味をつけておく。
2.梅干しは種を取って、つぶし、 Cの調味料で梅ドレッシングをつくっておく。(梅干しのかわりに市販の梅肉を使ってもOK)
3.青じそは千切りに刻んでおく。
4.揚げ油を熱して、1の水分を取り、小麦粉をまぶしてカラリと揚げる。
5.4に2のドレッシングをかけ、青じそを添えて出来あがり。(マリネとして、冷蔵庫で冷やしてからでもおいしくなる。)
材料(4人分)
鰯:200g(頭つき)
塩、酒:少々(下味用)
青じそ:10枚
小麦粉:少々
サラダ油(揚げ物用)
C
梅ドレッシング
ごま油:大さじ2
米酢:大さじ2
濃い口しょうゆ:大さじ2
砂糖:大さじ1
梅干:3個
Point
鰯は頭を取って売っているものがよくありますが、から揚げは、頭も骨も全部いただけます。頭つきで作ってみてください。 カルシウムたっぷり!