May.SPRING
「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介
爽やかな季節、新緑の緑もきれいですが、何といってもグリーンピース、豆類がおいしくなってきました。豆ご飯や、炊いても美味しいですが、中華風に炒めてみました。三度豆も和食に限らず、洋食のつけ野菜や、サラダとしてもよく使います。グリーンを一層あざやかにと、ドレッシングをアレンジしてみました。基本のドレッシングにわさびを入れたり、酢をレモンや、ワインビネガーにしたり、オリーブオイルやごま油などで、どんな野菜もレパートリーが広がって楽しいですね!山菜のなかでも一番よく食べるわらびも、今回は酢味噌和えにしましたが、胡麻油で炒めても美味しいと思います。その野菜の一番美味しい食べ方を 知った上で、自分なりのアレンジも楽しんでください。
「初夏の野菜」
すっかり新緑がまぶしくなって、緑の野菜もつやつやです。豆類にはさやごと食べるものと、中の身だけを食べるものとに分かれています。写真一番手前の「三度豆」はさやごといただきます。カロチン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などが豊富。一年に三度作るから三度豆というそうです。その後ろのさやは「えんどう豆」こちらは中の豆だけいただきます。さやから出すと鮮度が落ちやすいので、調理直前に出すのがおすすめ!
そして、今回使った春の山菜「わらび」は、平安時代から食用にされ、広く親しまれています。あくが強いので、しっかりあく抜きしてくださいね。
作り方
1.椎茸は、水にしばらくつけて戻したものを、1cm角位に切っておく。
2.えんどう豆はさやからむいて、色よく茹でておく。
3.海老の皮をむいたものを、1cm位に切り、下味をつけておく。(酒、塩、片栗粉)
4.卵はわって炒り卵を作っておく。
5.中華鍋を火にかけ、ごま油大さじ1を引きAを炒め、3の海老を炒める。
6.さらに、2、4、5と炒め、 Bで味をつけ、最後にCをかけ仕上げる。
材料(4人分)
えんどう豆:300g
海老:4匹
干し椎茸:2枚
卵:2個
A
みじん切り
ねぎ:小さじ1
生姜:小さじ1
にんにく:小さじ1
B
椎茸の戻汁:大さじ2
しょうゆ:大さじ1
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
水溶き片栗粉:大さじ1
C
胡麻油:大さじ1
作り方
1.三度豆はすじを取り、色よく茹でておく。
2.ベーコンは、細かく切りかりかりに炒めておく。
3.胡瓜は、すり下ろして、水分を取っておく。
4.Dでドレッシングを作り、 3をいれてから、1と2をいれ合える。
5.トマトを切り、色よくそえる。
材料(4人分)
三度豆:200g
胡瓜:半本
ベーコン:2枚
トマト:2個
D
ドレッシング
酢:大さじ2
サラダオイル:大さじ5
塩、胡椒:少々
しょうゆ:小さじ1
砂糖:小さじ1
マスタード:小さじ1
作り方
1.わらびはあくが強いので、灰汁に一晩つけてあくをとる。
2.1をよく洗い、茎の硬い所を切り取りさっとゆがいたものを、3cm位に切っておく。
3.Eをボウルにいれ、酢味噌を作り、2を和える。
材料(4人分)
わらび:1束
E
みじん切り
白味噌:大さじ2
からし:小さじ1
砂糖:大さじ1
酢:大さじ1
卵黄:半個