Apr.SPRING
「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介
筍の料理法は、和食に限らず中華等、 色々なものに利用できます。でも、まず若竹煮を作って見て下さい。そして炊いた竹の子を、 すこし取っておいて木の芽和え、かたいところは竹の子ご飯、てんぷら、 残りのものは、八宝菜にでも!先の姫皮は昆布と炊いて佃煮にもなります。湯がいた竹の子は、タッパーに水を入れ、冷蔵庫で保存できます。色々のお料理を楽しんで見てください。
「京たけのこ」
日本一とも言われる京たけのこは、江戸時代初期に、明国の僧である隠元(いんげん)が、宇治の万福寺に持ち込み、これが西山一帯の麓に定着したのが始まりとされています。皮もやや白っぽく、中身の白さは格別で、ほのかな甘さが漂い、肉質はやわらかく、えぐみがほとんどないのが特徴です。味わい、歯ざわりともにたおやかで、地元では風味を堪能するために、ぬかはあまり入れずにゆがきます。ぜひ、一度は、京都のおばんざいレシピで春の味覚をお楽しみください。
作り方
1.「下茹で」と、「切り方」を参考にし、適当な大きさに切り分ける。
2.わかめは水にもどして、食べやすい大きさに切る。
3.鍋にAと筍を入れ、削り節をガーゼ又はペーパータオルに包んで、筍の上に置いて中火で15分位煮る。
4.煮上がる少し前に、わかめを入れ、1~2分で火を止める。
5.器にもり、木の芽の香りを出してそえる。
材料(4人分)
湯がいた筍:400g
わかめ:150g
削り節:ひとつかみ
A
出し汁:3カップ
薄口しょうゆ:大さじ3
みりん:大さじ3
作り方
1.湯がいた筍をBで、1・2分煮て下味をつけておく。
2.ほうれん草を、さっと湯がき、葉先のところをよくしぼって水気をとる。(葉先以外は使用しない)
3.2のほうれん草の葉先と、木の芽をすり鉢でよくする。
4.すり鉢でよくすった3にCを入れ、木の芽味噌の出来上がり。
5.4木の芽味噌に、1を1cm角に切って和える。
材料(4人分)
湯がいた筍:200g
木の芽:5g
湯がいたほうれんそうの葉先:10g
塩:少々
B
出し汁:1カップ
薄口しょうゆ:大さじ1
みりん:大さじ1
C
白味噌:大さじ2
酢:大さじ1
砂糖:大さじ1
作り方
1.米3合は1時間前に洗っておき、ざるにあけておく。
2.昆布と鰹で1番だしをとっておく。(出しのとりかた参照)
3.湯がいた竹の子は、3cm位の長さで薄く切っておく。
4. 炊飯器に1の米、2の出し汁、Dの調味料を入れ味を見てから、 3の竹の子を入れて 炊きあげる。
5.炊きあがった筍ご飯を、器にもり木の芽をちらす。
材料(4人分)
米:3合
湯がいた筍:300g
出し汁:3カップ
木の芽:適量
D
酒:大さじ1
薄口しょうゆ:大さじ1
塩:少々