Dec.WINTER
「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介
紅葉も終わりに近ずいてくると、冬の魚のおいしい季節を迎えます。師走はやっぱり鰤かなと思いつつも、牡蠣を注文しました。魚屋さんから、「北海道か、宮城、広島、三重県何処のがよろしいですか?」と聞かれました。今回は大きめのものは、北海道産、小ぶりのものと、むき身は三重県のものにしました。牡蠣は新鮮な物は、そのままレモンか、酢牡蠣が一番おいしいと思いますが、かきご飯、かき雑炊、かきのどて鍋、かきフライと色々の料理方があって楽しい食材です。今回は洋風に、グラタンとスープにしてみました。牡蠣に火をいれすぎないように、注意して下さいね。そして殻の開け方をマスターして、新鮮な牡蠣も味わってみてください。
「牡蠣」
秋の終わり頃から、産卵にそなえ太り始め、寒い時期が一番おいしい牡蠣。冬に必ず、一度は食べますよね。疲労回復や、肝臓を助ける働きのあるグリコーゲンも豊富で、栄養価の高さから「海のミルク」と呼ばれたりしていますね。お店などで買うと「生食用」や、「加熱用」とありますが、鮮度の違いではなく、細菌数の違いなので、「加熱用」は必ず火を通してくださいね!これからの時期、ぷりぷりの美味しい牡蠣、殻のむき方も掲載しましたので、ぜひ、一度は殻付きで、買ってみてくださいね!
作り方
1.=牡蠣の殻のむき方=
牡蠣の表と裏を確認する。表:平らです 裏:盛り上がっています
2.表の中程の外側にある、貝柱をさぐりながらナイフを入れ、貝柱を切っていく。貝柱がはずれると、きれいに上の殻がはずれます。
3.氷水に少量の塩とレモン汁をいれ、刷毛で貝の表面の汚れをとる。
4.身の下にもある貝柱も、ナイフではずすと、殻から身がはずれます。
5.Aの材料を混ぜ、カクテルソースを作る。
6.レモンと、6のソースをお好みで添えて、召し上がれ・・・。
材料(4人分)
貝つき生牡蠣:8個
レモン:1個
A
カクテルソース
玉葱みじん切り:大さじ1
胡瓜のピクルスみじん切り:大さじ1
レモン:半個
マスタード:小さじ1
ケチャップ:大さじ2
ウスターソース:大さじ1
作り方
1.牡蠣は貝から身をはずし、大きい場合は、食べやすい大きさに切っておく。
2.鍋にBを熱し、1の牡蠣を入れさっと火を通し、ざるに上げ、身と汁を別にしておく。(汁も後で使います)
3.ほうれん草は湯がいておき、ベーコン、しめじを2センチ位の大きさに切っておく。
4.鍋にバターを入れ、3を炒め塩、こしょうし、バターをたし小麦粉を入れさらに炒めてから、2のワインの汁を入れてまとめる。
5.空の貝殻に、4と2の牡蠣の身をのせ、Cのソースをかけ、パン粉と粉チーズをふってオーブントースターで1~2分焼く。
6.あつあつを召し上がれ!
材料(4人分)
貝つき牡蠣(少し大きめのもの):8個
ほうれん草:1束
ベーコン:2枚
しめじ:1パック
パン粉:大さじ2
粉チーズ:大さじ2
バター:適宜
小麦粉:適宜
B
白ワイン:100cc
水:100cc
C
生クリーム:大さじ5
卵黄:1個分
Point
ホワイトソースを作るのは、ちょっと手間ですよね・・・。そんな時、このソース!
簡単にホワイトソースになりますよ~。
作り方
1.牡蠣の身は、大根おろしできれいに洗っておく。(臭みと汚れをとる)
2.グラタンの時と同様、Dを熱し、牡蠣の身にさっと火を通し、ざるに上げ、身と汁を別にしておく。(汁も後で使います)
3.ねぎは斜めきり、白菜は3cm位にきっておく。
4.鍋にオリーブオイルをいれ、葱を炒めてから白菜も加えて炒める。ちょっと火が通ったら、Eと2の煮汁をいれて煮る。
5.ふきこぼれるまえに、 4に牡蠣の身をいれて火をとめる。
材料(4人分)
牡蠣のむき身:8個
白菜:2枚
葱:1本
大根おろし:適宜
オリーブオイル(好みでバターでも可):適宜
白ワイン:適宜
D
白ワイン:100cc
水:100cc
E
チキンブイヨン:1個
水:300cc
牛乳:300cc
Point
牡蠣の身は、すぐかたくなってしまうので、なるべく熱を入れすぎないように、火を止める寸前にいれましょう!