10月のおばんざい

Oct.AUTUMN

「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをご紹介

松茸ご飯・焼き松茸・小芋の含め煮

obanzai

10月は何といっても松茸ですね。丹波の松茸は10月中旬の頃しかでませんので、今回は信州産を使いましたが、実りの秋、新米で炊いた松茸ご飯は、本当においしくできました。小芋も色々の産地から入って来ていますが、できれば地のものがいいですね。




「松茸」
こいも
秋と言えばやっぱり松茸ですよね。松茸は涼しい梅雨明け時と秋を中心に、地の浅い、やせた地上のマツの仲間の林に発生します。 松茸は生長にともなって若い時期のものから、「ころ」「椀」そして「開き」とよばれています。土瓶蒸しなどに使うには小さく歯ごたえの良い「ころ」。そして香りを楽しみたい松茸ご飯には、充分に成長した「開き」。松茸の香りは笠の裏から出てきます。豊かな自然の秋の香りをお楽しみ下さい。

松茸ご飯

作り方

1.米は30分前に洗ってざるにあけておく。

2.松茸はぬれ布巾で汚れをとり、薄く切っておく。

3.1の米に2の松茸を入れ、Aの出し汁で炊きあげる。



材料(4人分)
米:3合
松茸:中1本

A
一番出し汁:3カップ
塩:少々
酒:大さじ2
薄口しょうゆ:大さじ2

焼き松茸

作り方

1.ほうれん草は、熱湯でさっと湯で冷水に取り、3cm位に切り、Bをかけておく。

2.松茸は汚れを落としたものを縦に切り、金網で焼いておく。

3. 2の松茸を暑いうちに手でさいて、1のほうれん草と混ぜあわせる。

4.最後に柚子をしぼり、好みで醤油を足してもいい。



材料(4人分)
松茸:1本
ほうれん草:1束
柚子:1個
すだち:2個

B
すだちを搾った汁:2個分
だし汁:大さじ3
薄口しょうゆ:大さじ2

小芋の含め煮

作り方

1.小芋は皮をむいて、軟らかくなるまで茹でておく。

2. さっと洗って1の小芋のぬめりを取っておく。

3.鍋に2の小芋を入れ、Cの出し汁に花かつおを入れ、味が含む程度に煮る。

4.柚子の皮をちらして、できあがり。



材料(4人分)
小芋:20個(京都産)
柚子の皮:少々
花かつお:少々

C
出し汁:200cc
みりん:大さじ2
薄口しょうゆ:大さじ2

京のおばんざい